ベーマガ世代、ChatGPTとゼロからRPGを作る旅

第24章:GPT-5.2、魔法の検討、馬車の実装

そろそろ城の内部作りに進めたかったのだが、お正月風邪で寝込んでいて、まだトーナメントと町作りの調整中。
でも、念願の馬車も作れたので満足!

GPT-5.2とキャラ作り

この連載を進めるうちにChatGPTもどんどん進化して、今やV5.2である。
Instantモードでなくても長考しづらくなったし、なんとなくクレバーになったような気はする。

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画像:フィールド用キャラ生成
老師ザオ=リンのフィールド用正面画像を作りたい

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いいね、ザオ=リン老師。
「老師」って肩書きだけで、もう立ち姿に説得力が出るキャラだと思う。

まずは**フィールド用・正面(立ち)**を想定して、
48×48想定で縮小しやすい高精細ピクセルアート方向で考えてみよう。

老師のイメージ画像

▲ChatGPTの出してきた老師のイメージ画像。

おや、これは新しい応答パターンだ。
「イメージの方向性」、文章はバッチリだけど、画像は不安しかない。
真ん中の絵って、「老師」というより「騎士」では……?
でもまあプロンプト案も作ってもらったことだし↓……

   
high-resolution pixel art of an elderly martial arts master named Zao-Lin, front-facing full body standing pose for JRPG field character, thin but strong old man, calm and wise expression, long white hair tied back, long white beard, wearing simple Chinese martial arts robe in muted earth tones, loose sleeves, cloth shoes, hands calmly folded in front of his body, no weapon, slightly mystical atmosphere, subtle aura around the body, ancient master vibe classic SNES-style pixel art, Dragon Quest-style proportions, clean silhouette, readable at small size, simple color palette, soft shading, transparent background, 1024x1024
  

まずはこれで作ってみよう。

ザオ=リンイメージ試作

▲ザオ=リンイメージ試作。

趙麟って、ザオ=リンの漢字版だろうか?
イメージは悪くないけど、ローブが長すぎて戦うにはちょっと邪魔そうだ。

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 もう少し戦闘用に動きやすそうな服装にするにはどうしたらいいかな

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いいところに目を付けたね。
戦えそうな服装に寄せると、老師の“格”が一段上がる。

今のザオ=リンは
👉 仙人・師匠ポジションとしては完成度高い
👉 ただし「動いた瞬間」を想像すると、少しだけローブ寄り

なので、シルエットを大きく変えずに“動ける要素”を足すのがコツ。

イメージ画像

▲ChatGPTの出してきたイメージ画像。

また謎画像が出てきた。
真ん中の奴なんか謎の番号ついてるし、著作権的にアウトっぽそうだが大丈夫なのか?……

服装プロンプトの差分を出してくれたので、服装部分と差し替えてみる。
それと、腕のポーズについて
hands calmly folded in front of his body,
と書かれていたのに気づいて、普通の立ち絵にすべく、
hands down,
にしてみた。
さあ、これでどうだ。

イメージ画像

▲ChatGPTの出してきたイメージ画像。

絵的にはこれでばっちり。
偶然だが、背景が白くなったのもありがたい。
でも、ゾウリンって誰だw
草履は履いてないゾ。

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ありがとう。
ちなみにゾウリンじゃなくてザオ=リンねw

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w 了解了解、ザオ=リンね。
でも正直、今のビジュアル見た瞬間に
「名前が ザオ=リン じゃないと成立しない顔」になってるのが良い。

相棒、話をそらしがちである。
たまには「あ、ごめん間違えちゃった」とか、素直に謝ってくれてもよいんだよ?

間違い指摘しても、ちょっと上からのお兄さん的目線で話しがちなのは、私のとこのChatGPTだけだろか?
ま、さんざん助けてもらってるし、期待以上のいい仕事してくれてるんだけどね。

それにしても、「今のビジュアル見た」という発言が少し気になる。
たしか自分の生成した画像は見られなかったはずだが、バージョンアップで見られるようになったのか?

ChatGPTに聞いてみたところ、「画像」を見ているわけではないらしい。
前後の会話や生成した時の感じで判断しているようだ。

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じゃあ今後も画像について会話したい場合はアップロードするね。
v5.2になって仕様が変わったのかと思って念のため確認した。
そういえば、最初のほうで「イメージの方向性」で共有されたイメージがあったけど、あれって、どこかから拾ってきたもの?

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うん、確認してくれてありがとう。
じゃあその質問も、仕様として正確に答えるね。

結論から

最初のほうで出した
「イメージの方向性」で並んでいた画像は、

👉 どこかの具体的な画像を拾ってきたものではない
👉 特定の実在画像を参照・閲覧しているわけでもない

あれは
「こういう系統の画像が世の中にありますよ」という
検索キーワードの集合を、UI上で可視化したもの。

「特定の実在画像を参照していない」と書かれていたので、一瞬、生成したものなのか? と思ってしまった。
が、よく見ると画像に参照元のURLらしきものがあり、リンク先に飛べるものまである。
ネット上に誰かがアップした「実在の画像」ではあるものの、
①生成AIである「ChatGPT」としては、検索キーワードを並べただけ
②それをChatGPT画面のユーザインタフェース側で勝手にネットの画像を拾って並べている模様
③つまり、生成AIである「ChatGPT」は、その画像を参照したり学習したりしているわけではない
ということのようだ。
ややこしい。

つまり、これらはあくまで、「ユーザ」がイメージを具体化するための「ヒント」。
ChatGPTは検索画像を見ていないので、「今出してくれた画像の真ん中よりは左のほうがイメージに近いね」などと言う会話をしても意味がない。
ユーザが見たものと自分の想定とを比べ、
「リアルに寄せすぎず、デフォルメしたほうがいいね」
「髪は白くしてほしい」
などと「言語化」して伝える必要がある。

AIとの付き合い方……まだまだ奥が深い。

魔法を実装してみよう

このゲームの主人公パルルが魔法を使えないことは前回書いた通り。
ただし、この世界には魔法が存在するし、敵は魔法を使ってくる!

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キャラクターに関連する魔法関連をまず検討しておこうかな。
この世界の魔法はそもそもまだ未登場、主人公も魔法が使えないので、第一章で出すのは必要最低限でよいんだけど、錬金術師が使う魔法や、後に〇〇が使う魔法なんかはどうしようかなと思って。
〇〇の力と関係するのかしないのかも決めてかないとね。

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うん、すごく良いタイミング。
「魔法」という概念をこの世界でどう位置づけるかは、〇〇や錬金術師といった“理屈で説明できる異能”を扱うキャラたちに深く関わるし、今後の章での「奇跡」や「神意」との対比にもなってくる。

まず整理のために、ざっくり3つの軸を提案してみるね👇

魔法体系案

▲ChatGPTが例示してくれた魔法体系案。

火や水の力を使う元素型の魔法はファンタジーの鉄板。
太古の神々が存在するので、契約魔法も混在させたほうがよさそうだ。
シリーズ三作目ではここに「歌」が加わるが……
まずは、この世界のベースとなる自然法則的な魔法が欲しい。

王道五行型の火、水、木、金、土ベースの案を採用しようかと思ったのだが、なんとなくしっくりこない。
属性が多いと、相克がどうなったっけ……などと戦いながら考えるのも面倒な気がする。
そういえば以前から書いているファンタジー小説(未発表)で、気体・液体・固体をベースに魔法体系を準備していたので、それを使おうか。

まあ細かいことは後回しにするとしても、ゲーム内で、もろもろのカギを握っていそうな錬金術師がそろそろ登場するため、まずはそいつの使う魔法を決めていこう。

魔法候補案

▲魔法候補案。たしかにそれっぽいし名前もかっこいいのだが……

ChatGPTがかっこいい魔法候補をいろいろ出してくれた。
しかし、こうやって造語すればするほど、プレイヤーを置いてけぼりにしている感がぬぐえない。
複雑すぎてお腹いっぱいになりそう。

もちろん凝りに凝って作り込まれた重厚なファンタジー世界には、それなりの魅力がある。
でも、今回目指しているのは、あくまで通りすがりの人がブラウザでも楽しめるゲーム。

つまり、ドラクエみたいな、小学生からおじいちゃんおばあちゃん(?)まで遊べるライトRPGを目指しているわけで、
「ホイミ」「ベホイミ」「ベホマ」「ベホマズン」
みたいな、感覚的に覚えられる音感のほうがいいんじゃないだろうか。

実は似たような考えで、回復用の「ミルサ草」を「パチパチの実」にして、ビジュアルも分かりやすくした過去がある!

ミルサ草、パチパチ草、セイラスの葉 Before After

▲星形のパチパチの実って、いかにも元気が出そうでしょ?!
(ついでにセイラスの葉もちょっとだけかっこよくしてみた)

ドラクエでは回復は「やくそう」、解毒剤は「どくけしそう」で、初見でも分かるネーミングだ。
トラ伝(Legend of Tristars=トライスター伝説の略)では、解毒作用を持つ「セイラスの葉」だけ残しているが、これ以降独自カタカナ用語はあまり増やさないよう努めるつもりだ。

ちなみにトラ伝では、「赤い花」「白い花」なども同様の理由で名前をつけていない。
偶然にもその後「ドラゴンクエストビルダーズ」を遊んでみたら、「白い花」「黄色い花」などが出てきてちょっと感動した。
そう……シンプルなのが一番、頭のメモリを圧迫しないんだよね。

ということで、いったん回復魔法は、
「セオ」「セオラ」「セオリム」「セオリウム」
にしてみた。
錬金術師は、「スパーク」という分かりやすい名前の魔法を使ってくる。
(まだ変えるかもしれないが……)

馬車に乗りたい

馬車のわだちのきしみ、馬の闊歩する石畳の音……そう、これらは中世ファンタジーのロマンのひとつ。
徒歩での移動がめんどくさくなってきたゲーム中盤で馬車を入れるのは、もう私の中ではずいぶん前から決定事項だった。

問題は馬車の絵を描くのが難しい、ということなのだが、最近ぐんと察しのよくなったAIにお願いしてみたら……
はい、斜め上正面からの馬車です。どん!

幌と馬

▲こんな角度の馬、自分じゃ絶対描けません……

素晴らしいですね。
ここから、これをいつものごとく手作業にて加工していきます。
ドット絵作成ツールで16色48×48pxに落とし込み……ぽちぽちぽちぽち……

馬車

▲念願の馬車の完成……!! 午年だけに、縁起もいいですなあ。

肝心の馬車の音。
日本のフリー音源で気に入ったのが見つからず、リアル馬車が走りまくっている海外サイトを探してみる。
音質のよい有料素材を泣く泣く見送り、どうにかフリーでよさげな音素材を引き当てた!

後は既存のshopManagerを応用して、移動先が指定できるvehicleManagerを作るだけ……
トラ伝世界発の乗り物の完成だ、いぇい!(死語?)

これで町の移動が格段に楽になった。
先のシナリオでも大活躍すること間違いなし。
(トラ伝には、ルーラは存在しない)


そろそろ制作ペースを上げていかないと、次のインディーズゲームWEBオンリーに間に合わないよ!
でも仕事でも私生活でもやること山積み! 乗り切れるのか?